
鳥取県北栄町は、鳥取県の中央部に位置し、日本海に面した白砂青松の景色が広がる
砂丘があり、南には肥沃な黒ぼくの丘陵地帯が広がっています。
その中間には2級河川の北条川と由良川により、豊かな恵みを受けたなだらかな水田地帯が整備され、
多様な農産物が生産されている農業の盛んな町です。
平成23年、鳥取大学で 農学部・工学部教授よる講義 「ブラックベリーの栽培とベリー類の機能性について」を聴き、
そこで初めてブラックベリーの果実を食しました。
歳を重ねても、みんなが元気で長生きできるのではないか、北栄町の農業が抱えている
耕作放棄地対策や高齢化による労働力不足解消に一役買うのではないか、
そんな未来に期待をいだきました。
ブラックベリーは、水分を好み耐寒性と耐暑性に優れているので、北栄町の土地が栽培に適していること、
毎年伸びた枝の誘引をしなければなりませんが、樹高が高く、ほふく性があるので、
「摘み取り」で収穫でき、女性やお年寄りでもあつかいやすく、小規模農家でも栽培がしやすいと思われたこと、
これらの観点から、町の支援を受けてブラックベリーの実証事業「ブラックベリー組合」を立ち上げ、
栽培技術の確立や栽培障害の究明、販路開拓などを行い、北栄町の農業活性化の新たな可能性を探る作物として活動をはじめました。
みなさんの思いを引き継いで
濃厚な黒紫色のブラックベリーは、栄養成分と効能が期待されながら認知度は低く、
家庭菜園程度にとどまり、果実はほとんど市場に出まわっていないことが分かりました。
そこで「ブラックベリー組合」は、(財)日本食品分析センターへブラックベリーの成分検査を依頼し、
広く周知しつつ新商品を開発して販売活動を行うなど試行錯誤してきました。
なかなか軌道に乗らず、活動継続は不可能ではないかと頭をよぎったこともありましたが、
みんなの思いを引き継ぎ、安全で安心なものを皆様に...そんな思いで「いいだファーム」を立ち上げました。
平成27年から、福祉作業所を通して障がいのある方の雇用の場として、
真っ黒に熟した果実を一緒に 「手摘み」して頂いています。
一年で一番暑い時期(6月下旬から8月上旬頃まで)の収穫で、本当に大変な作業ですが、
皆さんが一生懸命作業をしてくださっています。
歳を重ねても、みんなが元気で長生きできるのではないか、北栄町の農業が抱えている耕作放棄地対策や
高齢化による労働力不足解消に一役買うのではないか、そんな未来に期待を持って始めたブラックベリー栽培。
みんなの想いが形となってー
この素晴らしい果実を伝えたい!できるだけ安全・安心に。
できるだけ自然そのままに。
そして、できるだけたくさんの方々に。やっぱり美味しくとどけたい。そんな想いで大切に育てています。
より安全・安心な農作物・加工品をみなさんへ

栽培期間中、化学農薬・化学肥料を一切使用しないで
有機肥料だけで栽培していますので、鳥取県の特別栽培農産物として、毎年登録・認定を受けています。
農薬を使用しないということは、害虫との戦いでもあります。
日々圃場を見回り、害虫を見つけては手で取り除く作業が収穫までつづきます。
真っ黒に熟した果実は一粒ずつ丁寧に「手摘み」し、安全・安心な食品、本物のおいしさを求めるニーズにこたえようと、
食品添加物も使用しないことを決めました。
加工の際に水や食品添加物、保存料は一切加えません
加工品は、果実本来の特性・酸味を活かすため、「水で薄めない」「食品添加物を使用しない」ことに、こだわりました。
また、酸味の強い果実ですから、甘みとして「グラニュー糖」を加えることで、
保存料を使用しなくても保存することが可能になりました。
栽培から販売まで自社一貫で行います。量産は望めませんが、安全・安心な食品を皆様にお届けしたいと日々努めています。
黒にんにくの加工・販売もしています
黒シリーズ第2弾として、生にんにくを発酵・熟成させて、黒にんにくを作りました。
ニンニクの独特なにおいも抑えられ、甘く、まるでドライプルーンのような味わいです。
食べやすくて美味しい!と好評でしたので、「黒忍丸」とキャラクターをたてて販売しています。
農園概要
名称 | いいだファーム |
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所在地 | 〒689-2206 鳥取県東伯郡北栄町大島758 |
連絡先 | 【TEL・FAX】0858-22-7720 |
創立年月日 | 平成27年6月10日 |
代表 | 飯田 鈴子 |
業務内容 |
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