ブラックベリーは、生命力のあるバラ科・キイチゴ属の植物で、原産はアメリカ中部。
6~8月上旬に収穫します。実は完熟すると真っ黒になり、甘酸っぱく濃厚で「ベリーの王様」と呼ばれる酸味の強いフルーツです。
鳥取県北栄町で、栽培期間中、化学農薬・化学肥料不使用で栽培し、一粒ずつ大切に「手摘み」しています。
ブラックべリー
果実の栄養成分
(日本食品分析センター調べ)
- エネルギー
- たんぱく質
- 脂質
- 炭水化物
- 食塩相当量
- カリウム
- ビタミンB1、B2、B6
- 総ビタミンC
- ビタミンE(α、γ、δ)
- 食物繊維(水溶性・不溶性)
- ポリフェノール
- アントシアニン

ブラックべリーには小さな固い種がたくさん。種のまわりにはいろいろな成分が含まれているけれど
そのままジャムにすると種だらけのジャムになってしまいます(果実の約3分の1が種子部分)。
ジャムやジュースを作る際には必ず裏ごし作業が入ります。この裏ごし作業がとても重要で手間のかかる作業なんです。
果実は、県内のジェラート屋さんや、パン屋さんでお使いいただいています。
乳製品との相性もいいので、企業のアイスクリームにも使って頂いています。
濃厚で「すっぱ・美味しい」ジャム。ヨーグルトにはもちろん、チョコレートとの相性もいいですよ。
一度食べたら、忘れられない味。果実本来の酸味を活かすことにこだわり、試行錯誤してたどりついた自信作です。
ジュースもジャムも果実本来の酸味と甘味が程良くマッチして、「濃厚‼すっぱ‼うまい‼」がうりです。

ブラックべリーは、いろんな食材と相性抜群!
果実は、スムージーや果実酒などにも利用できますし、乳製品にもとても良く合います。
またジュースやジャムはヨーグルトにはもちろん、クリームチーズ、バターなどと一緒に合わせると
より深みのある甘酸っぱさがお口いっぱいに広がります。 お好みで甘めのフルーツジャムとブレンドしてもいいかも。
その他、いろいろなお召し上がり方をお楽しみ下さい!
ブラックベリー実りの物語
まだまだ肌寒いこの季節。ブラックベリーの木が目を覚まします。枯れたように見える枝に、ぽつりぽつり小さな芽がふくらみはじめます。
思ったよりも様子が変わらず、今年もちゃんと、おいしい実を付けてくれるだろうか心配していると..一挙に新芽が大きくなり、みるみるうちにツルを伸ばし...4月が終わる頃にはつぼみがいっぱい!すごーい。
一番生命力を感じる瞬間。花がちらほら咲き始めます。淡いピンクの花。野バラのような可憐な花。 みつばちたちがどこからともなくやって来て、忙しそうに花から花へ行ったり来たり。あっという間に小さな緑色の実がたくさん!緑色だった小さな実が、あちこちで少しずつ赤く色付きはじめます。どんどん実もふくらみ始め、上を向いていた実も、その重さでだんだんと下に垂れて行きます。
そうして6月の中頃。真っ赤だった実が赤黒くなり、そしてとうとう真っ黒に。親指よりも大きな実。枝が折れそうなくらい次から次へとたわわに実ります。
完熟して、まるで真っ黒な宝石みたい。
つぶれないようにやさしく手で摘み取ります。
朝から晩まで、大切に、大切に。一番大変で、一番嬉しい季節。8月上旬、ストン...と収穫が終わります。ほっとひと息。
でもちょっとさびしい...。なんだか忘れ物をしたような。たくさんたくさん実を付けたブラックベリーの木が、休息の時を迎えます。
たっぷり休んでたっぷり栄養補給。 寒い冬を乗り越えて、そしてまた、新しい春に会おう。